1970年代~
写真はクリックで拡大できます
1970年創立10周年を迎え、菅河巳知師(現京都府嵯峨野教会)が赴任されました。教会の周辺も開発が進み、風景も少しずつ変わりつつありました。1974年ある信徒が癌を発病されました。近所の方々からは最初「外国の宗教を信じたりするから癌になったのだ」と非難されました。ところが、その方は末期がんの中で完全な平安を保ちながら天に帰って行かれました。告別式には200名を超える方々が教会を訪れられましたが、その方のあまりにも美しく平安なお顔に驚嘆し、大きく心を動かされました。その後、わずか数か月の間に20人足らずだった礼拝人数は30名を超え、枚方や城陽からも来られる方々がありました。
1976年には松田美津子師も牧会に加わられました。子どもたちの聖歌隊活動の充実に尽力されました。
大塚牧師は、月に一度九十九園(老人介護施設)を訪問し、同志社大学田辺キャンパスや中央公民館でアンネ・フランク展を開催、同志社国際高校で聖書の授業を担当、同志社女子大学のチャペルアワーで説教をうけもったりと、精力的に活動されました。
多くの近隣の子どもたちが教会に集まるようになりました。ある人形劇の集会には200名の子どもたちが押しかけ、入りきれない子どもたちが窓の外から眺めていました。新しい会堂の建設の機運が信徒の中に起こりました。
1994年には続いて米田勝彦師、眞弓師が赴任されました。子どもたちのための活動がさらに活発になりました。毎月教会学校のお泊り会が開かれ、教会全体で子どもたちを育てようという機運が醸成されていきました。
21世紀になり、2001年坂本誠治師、悦子師(現兵庫県アンネのバラの教会在任)ご夫妻が赴任されました。
初期の福音教会の成長を支えてくださった方々が天に帰って行かれ、さびしい面もありましたが、また新しいメンバーも加えられ、福音教会が次の世代へと受け継がれていくことを確信させられました。
2008年から2年間牧会を担当されたのは、吉田英生師、真実師でした。吉田師ご夫妻は2010年、嵯峨野教会に赴任され、交替で嵯峨野教会から池上輝也師、いずみ師ご夫妻が赴任されました。また、この年奥村成美先生が深草ヨハネ教会から転任してこられました。池上師ご夫妻は2011年イスラエル駐在の命を受け、イスラエルへ移り、2011年松本完牧師、百合師が赴任し、現在に至ります。